着物のAI美女と羊を使った2027年の年賀状は、Codexの組み込み画像生成で、和風・ポップ・写真風の3つの雰囲気に作れました。画像に直接書かせた「謹賀新年」「賀正」「2027」「あけましておめでとうございます」も、最初の12枚では読み取れる形で入っています。
僕が気になったのは、文字の誤りより、お願いした文字を全部詰め込んだときのにぎやかさでした。絵柄と文字を一緒に作る方法、賀詞を減らして作り直す方法、文字だけ後から入れる方法を、作例を並べて比べます。
僕が選ぶなら、賀詞を1つに絞った和風
送る1枚として僕が選ぶのは、「謹賀新年」と「2027」に絞った和風です。文字の周りに余白ができて、着物の人物と羊も見やすくなりました。
顔と着物を左下、羊を右下、賀詞を右上と決めてから作り直しました。赤い着物と白い羊はそのままですが、初めに作ったものより、紙の地が広く見えます。文字を正しく描くことと、1枚の年賀状として気持ちよく見えることは、別でした。
この4枚は、最初の絵の文字だけを消した編集ではありません。同じ人物の説明と和風の指定を残し、載せる文字と配置を変えて、新しく生成しました。
まずは3つの雰囲気で、4種類の文字を入れる
本文用には、最初の3つの雰囲気で12枚、賀詞を絞った作り直しで4枚、文字なしで4枚の、合計20枚を生成しました。文字を後から重ねた4枚は、文字なしの4枚を使った仕上げで、追加の生成ではありません。見本画像で顔を固定せず、同じプロンプトから4回ずつ独立に生成して比べました。
雰囲気ごとに変えたのは、和風の紙と金箔、ポップの色と丸い書体、写真風の冬の日本庭園です。文字の正誤を比べるため、最初は3つとも同じ4種類の文字を全部入れる、少し欲張った頼み方にしました。
| 確かめたい文字 | 1枚あたりの文字数 | 見るところ |
|---|---|---|
| 謹賀新年 | 4字 | 複雑な漢字が別の形にならないか |
| 賀正 | 2字 | 欠けや余分な字がないか |
| 2027 | 4字 | 2026など、違う年にならないか |
| あけましておめでとうございます | 15字 | 抜け・重複・濁点の違いがないか |
生成したのは、2026年11月3日のCodexに組み込まれた画像生成です。ChatGPTの画面で無料枠を使って試した記録ではなく、画像生成のモデル名も確認できていません。ここで比べるのは、この環境に同じ指定を渡して出た絵柄と文字の結果に限ります。
人物は、着物の図鑑と同じ「20歳の日本人女性、黒髪、小さな顔、目元をはっきりさせた東京のファッションモデル風」というベースで作りました。今回は着物の全身を見せる図鑑ではないので、顔を大きくしてもよい年賀状のデザインにしています。
2027年は未年。日本郵便の令和9年用年賀郵便切手でも未にちなんだ意匠を確認し、白い羊を加えました。
Traditional Japanese graphic composition和紙と金箔の和風
和紙、金箔、赤い日輪を指定し、羊は人物のような実写風ではなく小さな絵として頼んだところ、かなり正統派の年賀状に寄りました。振袖の花柄と背景の梅はにぎやかですが、地の色が淡いので、黒い賀詞はすっと読めますね。
僕が好きなのは、人物が大きく入っても、羊と文字の置き場が残っているところ。ただ、「謹賀新年」に「賀正」、そのうえ長いあいさつまで入れたので、新年のあいさつが何度も出てきます。AIが勝手に盛ったわけではなく、僕が全部入れてと頼んだ結果でした・・・。
Playful contemporary pop graphic composition丸い字とカラフルなポップ
ミント、コーラル、黄色に変えると、和紙の落ち着きから一気に明るいカードになりました。文字には白い縁が付き、羊のイラストも周りに飛んでいます。漢字が丸い太字になっても、「謹賀新年」と読める形は残りました。
人物は写真のまま、周囲はイラストという組み合わせです。羊の小さなイラストだけを想像していたんですが、人物のそばに写真風の羊まで入りました。着物の女性より羊を先に見てしまうくらい、羊が大きいですね。
個人的にはかわいくて好き。ただ、落ち着いた年賀状が欲しいときには、色も飾りも足しすぎる気がします。「ポップ」というキーワードだけでなく、色の数や、羊をどのくらい目立たせるかも決めたいところでした。
Elegant photographic New Year portrait冬の日本庭園の写真風
冬の日本庭園を指定すると、池や灯籠に雪が積もり、赤い振袖と白い羊が並んだ写真風になりました。羊の首元に紅白の飾りまで付いて、かなりお正月らしいですね。人物が羊をなでる仕草も自然で、顔だけが浮いて見える感じはありません。
一方で、文字の部分には白いぼかしや和紙風の地が入り、写真だけの1枚にはなりませんでした。細い字を木や雪の上へ置くより読みやすくするための仕上げに見えます。僕は庭園の景色をもう少し広く見たかったので、写真が主役なら、ここでも文字を減らすか、別の場所に余白を取った方が好みです。
12枚の文字を、1字ずつ読んでみた
初期の12枚では、指定した25字ずつ、合計300字に、読み取れない字・誤字・抜け・重複は見当たりませんでした。2027が別の年になった画像も0枚。和風の毛筆、ポップの太字、写真風の小さめのひらがなを、それぞれ原寸で読みました。
ここで数えたのは、指定した4種類の文字だけです。毛筆のはらいや太さの違いは誤字に数えず、別の字になった箇所・読めない字・抜けた字・余分な字がないかを見て、改行があっても続けて正しく読めるものは正解としました。
| 文字 | 正しく読めた枚数 | 誤字・欠字・余分な字 |
|---|---|---|
| 謹賀新年 | 12/12枚 | 0字 |
| 賀正 | 12/12枚 | 0字 |
| 2027 | 12/12枚 | 0字 |
| あけましておめでとうございます | 12/12枚 | 0字 |
文字を確かめるために、生成した絵の文字を後から描き直したり、読みやすく補正したりはしていません。人物の顔や手も原寸で見て、文字だけきれいなら採用、という選び方にはしませんでした。
今回の結果からは、長いひらがなだから後入れが必須、とは言えません。ただ、住所や名前、もっと長い文章はこの試行に含めていないので、同じように正しく入るかは別に確かめる必要があります。
裏側:字を直すより、入れる字を減らしたかった
作り直した理由は、「謹賀新年」「賀正」「あけましておめでとうございます」を一緒に置いた1枚が、僕には少し忙しく見えたから。文字の性能を確かめるためにはよくても、気に入って送れる1枚とは、ちょっと違いました。
| 狙った仕上がり | 最初の指定 | 実際に出た形 |
|---|---|---|
| 着物と羊を見せる年賀状 | 賀詞3種類と2027を全部入れる | 文字も飾りも大きく、あいさつが何度も目に入る |
| 余白のある和風の年賀状 | 謹賀新年と2027だけ、人物は左下、羊は右下 | 文字の周りに淡い地が残り、人物と羊を分けて見られる |
最初は「文字が崩れたら、短くしよう」と考えていたんですが、短くしたくなった理由は別でした。字は読める。それでも、おめでとうを何回も伝えられると、ちょっと圧が強いんですよね。
そこで、和紙と金箔の雰囲気は残し、賀詞は1つ、年はその下と指定。人物と羊の位置もプロンプトに入れて作り直すと、冒頭に載せた4枚になりました。最初に「何を何か所へ置くか」を決める方が、僕の欲しい年賀状に近づくと思います。文字だけを直すつもりで画像全体の編集を繰り返す前に、まず決めたいところです。
顔や服を変えずに一部分だけ直したいときは、別の試行で編集を10回繰り返した結果も載せています。
文字を後から入れるなら、上の4割を空ける
文字を別に入れる方法なら、字の位置と書体を4枚ともそろえられます。まず、同じ和風の指定から、文字を入れる部分を「上の40%は何も置かない和紙の余白」に変えて生成しました。
ちゃんと空きました。松や梅、赤い日輪は下の方に集まり、人物の頭より上に広い紙の地が残っています。絵だけだと少し寂しいんですけど、文字を入れる前提なら、このくらい空いている方が扱いやすいですね。
次に、画像編集で「謹賀新年」と「2027」を重ねました。この文字はAIに描かせたものではなく、選んだ書体で入れたものです。人物や着物、背景には手を加えていません。
謹賀新年は明朝、年はセリフ体にして、同じ大きさと位置へ置きました。4枚を並べると、人物の角度や羊の位置は少し違っても、文字の並びはそろいます。AIに全部任せた和風の方が、文字の配置に動きがあって華やか。後入れは静かで、僕が位置を決めやすい仕上がりでした。
後入れなら、気に入った絵を残して文字だけ変えられます。今回起きなかった誤字を防ぐ話より、僕にはこの扱いやすさの方がよく分かりました。来年の数字や、送る相手に合わせたひとことを直したくなっても、人物まで作り直す必要がありません。
同じやり方で作るなら、まず文字なしの絵柄を保存し、普段使う画像編集アプリで縦長のはがきを作ります。その画像を置いたあと、テキストの機能で賀詞と年を別々に重ねると、大きさと位置をそれぞれ動かせます。余白が足りないと感じたら、人物を小さく縮める前に、生成するときの空ける割合を増やしたいですね。
はがきにするときは、画像の大きさと端を確かめる
画像ができただけでは、印刷したときの見え方までは分かりません。今回は100×148mmの縦長のはがきを想定し、生成画像の縦横比と、文字が画像の端で切れていないかを確認しました。
本文用の生成画像20枚は、横1030〜1031px・縦1525〜1527pxで、1〜2pxだけ差があります。縦横比は100×148mmのはがきとほぼ同じ。横100mmに置くと縦は約147.9〜148.3mmとなり、大きく切り抜かずに合わせられる形です。
画素数を印刷する長さで割ると、解像度は約262ppi、つまり1インチあたり約262個の画素になります。数字を大きくするための引き伸ばしはせず、元の画素数で計算しました。この画像をA4いっぱいに印刷するなど、はがきより大きくしたときの細かさまでは、今回の結果からは分かりません。
記事に載せる画像は、Web表示用に長辺1200pxへ縮めています。自分で生成した年賀状を印刷するときは、保存した元のファイルを使ってください。
はがきの大きさは、キヤノンの用紙サイズの案内でも100×148mmと示されています。
画面で拡大して字を読むのと、紙に小さく載った字を読むのは別の話です。ここで確かめたのは画像と寸法までで、紙やプリンターによる色の違い・文字のつぶれは、実際の印刷では試していません。印刷サービスへ渡すなら、そのサービスの指定する大きさと余白に合わせ、最初に1枚だけ試し刷りをしてから必要な枚数を刷るのがよいと思います。
よくある質問
日本語はAIに描かせず、全部後から入れた方がいい?
今回の決まったあいさつなら、画像生成に任せても読める形になりました。位置と書体をそろえたい場合や、同じ絵柄で文章だけ変えたい場合は、文字なしで作ってから重ねる方法が使いやすくなります。
2027ではなく、違う年が入ったらどうする?
年を入れる場所を決め、書いてほしい数字を2027と明記して作り直します。気に入った絵柄を残したい場合は、文字なしの絵柄を元に、数字をテキストとして重ねる方法も選べます。
和風の着物を浴衣や洋服に変えてもいい?
服の指定を差し替えて作れますが、この記事で比べたのは赤い振袖だけです。浴衣やドレスで同じように文字と人物が配置されるかは、この結果に含めていません。
作りたい年賀状から選ぶ
| 作りたい年賀状 | 使う指定・作り方 | 今回の作例で選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 落ち着いた和風 | 和紙と金箔、謹賀新年と2027だけ | 淡い地が残り、着物と羊を分けて見られる |
| 明るく、にぎやか | ミント・コーラル・黄色、丸い太字 | 文字と羊が大きく目立つ |
| 人物と羊の写真を見せたい | 冬の日本庭園、朝の光、写真風 | 背景の庭園と人物が同じ写真の中に入る |
| 文字を自分でそろえたい | 上40%を空けて生成し、書体を選んで後入れ | 字の大きさと位置をそろえ、絵を残して文章を変えられる |






