AI画像の高画質化で顔は変わる?2024年のAI美女3枚で試した

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AI画像の高画質化で顔は変わる?2024年のAI美女3枚で試した

2024年に作ったAI美女3枚を高画質化しても、今回は同じ人物に見えました。短く頼んだ場合も、顔を保つよう詳しく頼んだ場合も同じ結果ですが、ネックレスの飾りや庭のボケ方まで元のままになったわけではありません。

小さかった写真が大きく見られるようになるのは、やっぱりうれしいですね。でも、細かく見えるようになった所が、全部「元の画像にあったもの」とは限らない。そこが気になって、顔・肌・髪・手を切り出し、気になった所は指定を足して作り直しました。

高画質にしたら、顔より小物の変化が気になった

着物、庭で振り向く姿、カーディガンの3枚で、それぞれ2通りの頼み方を比べました。まずは、カーディガンの元画像と、高画質化した2枚です。

2024年に生成した、カーディガンを着て壁の前に立つ女性
元画像:512×768px
高画質にしてくださいと短く頼んだカーディガンの画像
「高画質に」だけ
顔や服を保つよう詳しく指定して高画質化したカーディガンの画像
顔などを保つ指定あり

髪のツヤとカーディガンの編み目が細かく出て、元より大きく見せやすくなりました。目の向きや鼻先、笑った口元も、別の人に変わったという感じはしません。ところが、首元の小さな飾りだけを見ると、頼み方によって形が違うんですよね。

顔が同じ人物に見えることと、画像の細部が同じことは、分けて確かめた方がよさそうです。

元にした画像「高画質に」だけの顔顔を保つ指定ありの顔
水色の着物同じ人物に見える同じ人物に見える
庭で振り向く姿同じ人物に見える同じ人物に見える
カーディガン同じ人物に見える同じ人物に見える

元画像と並べて、僕が同じ人に見えるかを判断した結果です。顔の細部まで数値で一致を測ったものではなく、3枚それぞれを2通りの指定で1回ずつ、計6回試した範囲なので、「指定が要らない」「どの画像でも顔が変わらない」とまでは言えません。

元の画像と、実際に送った2通りのプロンプト

元にしたのは、2024年11月の記事に載せたSeaArtのAI画像です。今回の高画質化と、2024年当時に作った画像を見比べられるよう、元の写真も並べます。

今回はサイトに保存している512×768pxのWebP画像を入力に使いました。当時の未圧縮の原本を取り出したわけではなく、保存済みの小さな画像からの編集です。

試したのは、2026年11月3日のCodexに組み込まれた画像生成・編集。ChatGPTの画面を操作した検証ではなく、モデル名もこの試行では確定していません。ChatGPTで試す場合は、画像を添付し、次の依頼文を送る形になります。

短く「高画質に」とだけ頼む

短い依頼文
この画像を高画質にしてください。vertical 2:3 portrait format.

顔・服・背景を保つように詳しく頼む

顔などを保つ指定を足した依頼文
細部だけ足して高画質にしてください。顔は変えないでください。目・鼻・口・輪郭と、その位置や比率、表情を保ってください。髪型、服、手、背景、構図、色、光は元の画像のままにし、別の人物や別の写真に作り直さないでください。vertical 2:3 portrait format.

2通りとも毎回元画像から始め、編集結果を次の入力には使いませんでした。返ってきた画像はすべて1024×1536pxで、入力の縦横がそれぞれ2倍になっています。同じ画像を2倍に引き伸ばした対照との比較ではなく、2通りの依頼で何が変わるかを見た試行です。

OpenAIの公式ガイドでも、画像を直すときは、変える部分と保つ部分を具体的に伝えるよう案内しています。細かく書けば必ず残る、という意味ではないので、返ってきた画像を見比べる所まで含めて試しました。

顔を切り出すと、同じ人物に見えても細部は描き替わる

顔を並べて見ると、3枚とも元の人らしさは残っています。まつげや唇の輪郭ははっきりしましたが、瞳の光や頬の影まで元とまったく同じではありません。

切り出しは元画像の同じ位置に合わせ、元の顔はそのままの画素数、生成後は縦横2倍の画素数で保存しました。表示幅をそろえているため、大きな画像だけを大きく表示して有利にした比較ではありません。

水色の着物:目の離れ方と口元が残った

元画像と高画質化した画像の全体を並べ、そのあとで顔を同じ位置から切り出して比べます。

2024年に生成した、水色の着物で立つ女性の元画像全体
元画像の全体
高画質にとだけ頼んだ水色の着物の画像全体
「高画質に」だけ・全体
顔や服を保つ指定で高画質化した水色の着物の画像全体
指定あり・全体
水色の着物の元画像から切り出した顔
元画像
短く高画質化を頼んだ着物の画像の顔
「高画質に」だけ
顔などを保つ指定を足した着物の画像の顔
指定あり

目の離れ方、鼻先、小さく口角の上がった笑い方がいい感じに残りました。指定ありの方だけが似た顔になった、という差は見つけにくいですね。元画像の柔らかい表情を、大きくしても同じ雰囲気で見られるのは結構うれしい。

庭で振り向く姿:目の形は残り、髪が細かくなった

庭で振り向く女性の元画像の顔
元画像
短い依頼で高画質化した庭の画像の顔
「高画質に」だけ
顔などを保つ指定で高画質化した庭の画像の顔
指定あり

大きな目と、少し横からこちらを見る角度は元のまま。まつげと顔の脇の細い髪が増えて、くっきりした印象になりました。鼻の影や唇の色には少し違いがありますが、これくらいの違いなら、僕には同じ人に見えます。

カーディガン:笑顔は残り、ネックレスは別の形になった

カーディガンの元画像の笑顔
元画像
短い依頼で高画質化したカーディガンの画像の笑顔
「高画質に」だけ
顔などを保つ指定で高画質化したカーディガンの画像の笑顔
指定あり

横を見ながら歯を少し見せる笑い方と、あごのラインが残りました。肌が明るく整った分、元よりきれいに撮り直したようにも見えます。ただ、今回いちばん気になったのは顔ではなく、首元の飾りでした。

「顔は変えないで」と書いても、小物の形まで残ったとは限りません。

肌・髪・手は、何が細かく見えるようになったか

肌は元の滑らかさを残し、髪と服には細い線や質感が加わりました。ただ、元画像では読み取れなかった形が細かく描かれても、本当にあった細部を取り戻せたとまでは言えません。

肌:高画質化しても、元の滑らかさが残った

着物の元画像の頬と鼻の一部
元画像の肌
短い依頼による高画質化後の頬と鼻
「高画質に」だけ
顔などを保つ指定による高画質化後の頬と鼻
指定あり

もともと美肌っぽい写真なので、毛穴まで目立つ生々しい肌にはなりませんでした。頬の色や鼻の陰影は見やすくなりましたが、これを「元の毛穴が復元された」とは書けないですね。

髪:細い毛束が加わり、ツヤがはっきりした

庭の元画像の頭頂部と前髪
元画像の髪
短い依頼による高画質化後の髪の細い線
「高画質に」だけ
顔などを保つ指定による高画質化後の髪の細い線
指定あり

髪の大まかな流れは残り、その中に細い線が入っています。逆光の毛先まできれい。ここは、高画質化してよかったと思います。でも、髪の一本一本が元と一致したかまでは、小さな元画像から判断できませんでした。

手:指の形は残ったが、見えていない所は判定しない

着物の元画像の袖から出た手
元画像の手
短い依頼による高画質化後の袖口と手
「高画質に」だけ
顔などを保つ指定による高画質化後の袖口と手
指定あり

袖から出た手の曲げ方が残り、爪や関節が見やすくなりました。袖に隠れて見えない指については、何本あるかを判断していません。庭の写真は手が画面外なので、そもそも手の比較から外しました。

顔だけで終わらず、髪・手・服の細部も見てから使う1枚を選びたいと思います。

裏側:背景のボケと首元の飾りを保とうとしてみた

気になったのは、背景を変えない指定を入れても庭のボケが変わったことと、首元の飾りが別の形になったことです。そこで、気になる所を名指しして、それぞれ元画像からもう1回ずつ作り直しました。

残したかったもの最初の指定実際に気になった変化
庭の背景の見え方背景・構図・色・光を元のままにする短い依頼では葉が細かくなり、詳しい依頼では背景が柔らかくなった
ネックレスの飾り顔・服・背景などを元のままにする丸い輪のような飾りと、花のような飾りに分かれた

背景のボケを名指ししても、元と同じにはならなかった

庭の元画像。植え込みと瓦屋根も見える
元画像
高画質化で庭の葉が細かくなった画像
短い依頼:葉がくっきり
元のままという指定を入れても庭の背景が柔らかくなった画像
指定あり:背景が柔らかい

短く頼んだ方は、葉の粒がかなりくっきり。これはこれでいい写真なんですが、元のボケまで高画質化の対象にされた感じですね。逆に詳しく頼んだ方は、人物が目立つような柔らかい庭になりました。

そこで、次は「ボケの強さ」も直接指定。

庭のボケの強さを保つと指定して作り直した画像
ボケの強さを名指しした再試行
元画像から作り直した依頼文
この画像を高画質にしてください。顔と髪、服、顔の角度、構図を変えないでください。庭の植え込み、瓦屋根、右奥の道は、元画像と同じボケの強さと位置関係を保ってください。葉を一枚ずつくっきり描き足したり、背景をさらにぼかしたりしないでください。肌に強い美肌補正をかけず、元の頬と鼻の立体感を保ってください。vertical 2:3 portrait format.

人物らしさは残りましたが、今度は庭がさらに柔らかく見えます。うーん、ボケを変えないでほしかったんですけど・・・。少なくともこの1回では、指定を細かくしただけで元の背景に戻るとは言えませんでした。

ネックレスは、花を避けても別の飾りになった

元の小さな画像のネックレス。細かな形は読み取りにくい
元画像
短い依頼では丸い輪のようになったネックレス
短い依頼:丸い輪のような形
詳しい依頼では花のようになったネックレス
指定あり:花のような形

短い依頼では丸い輪のような形、詳しい依頼では花のような飾りになりました。元は小さくて、飾りの細かい形まで読み切れません。それなのに、どちらもちゃんとしたアクセサリーに見えるのが面白い所です。

でも、高画質になった方を見てから元を見直すと、その形だった気にもなるんですよね。ここは気をつけたい。元画像では読み取れなかった細部まで、あとから本当だったことにしてしまいそう。

今度は、花形などに変えないように名指ししました。

花形に変えない指定をした後、三日月のように見える飾りになったネックレス
再試行:三日月のような形
ネックレスやボタン、指の位置を指定して作り直した画像全体
再試行の画像全体
元画像から作り直した依頼文
この画像を高画質にしてください。顔は同じ人物のまま、目・鼻・口・輪郭、表情、顔の向きと大きさを保ってください。ネックレスのペンダントは元画像のままにし、花形や別の飾りへ作り直さないでください。カーディガンのボタンの個数・位置と編み目、黒いバッグの持ち手と、そこに触れる指の位置関係を変えないでください。背景の壁の色と影の形を保ってください。vertical 2:3 portrait format.

花にはなりませんでしたが、三日月のような形に変わりました。顔やカーディガンはいい感じなのに、そこだけ別のお店で買ってきたみたいですね。元画像で形が読めない以上、指示を足しても「正しい飾りに戻せた」とは判断できませんでした。

見えなかった形がきれいに描かれても、それを元の形が復元された証拠にはできません。

OpenAIの画像編集のガイドでも、残したい細部が変わる場合があるため、指定を繰り返し、結果を確かめるよう案内しています。今回は2か所を1回ずつ作り直したところで試行を終えました。背景のボケも首元の飾りも、指定を足せば元のままに戻せる、とは確認できていません。

よくある質問

高画質化すると、必ず顔が変わりますか?

今回の3枚では、2通りの依頼で作った6枚とも、僕には同じ人物に見えました。ただし、まつげや唇、肌の陰影まで完全に一致したという意味ではありません。元画像も残して、顔を並べて確かめるのがおすすめです。

画像を2倍にしたら、画質も2倍になりますか?

縦横の画素数が2倍でも、元の情報がそのまま2倍になるわけではありません。今回は512×768pxから1024×1536pxになりましたが、細部の形が変わった所もあります。画素数と、残したい内容が保たれたかを分けて見てください。

ChatGPTの画面でも、この依頼文を使えますか?

画像を添付して、何を変えて何を残すかを伝える依頼文として使えます。ただし、作例はCodexの組み込み画像編集で作ったため、ChatGPTの画面で同じ結果を確認したものではありません。

同じ写真を何回も直す場合はどうなりますか?

今回とは違い、直前の編集結果を次の入力に渡す方法では、10回続けて直したときの顔の変化を別の記事で比べました。

残したいものから、高画質化の頼み方を選ぶ

やりたいこと最初に試す頼み方・確かめる所
小さいAI画像を大きく見せたい元画像を添付して高画質化を頼み、全体と顔を比べる
同じ人物らしさを残したい目・鼻・口・輪郭と表情を保つ指定を添え、元の顔と並べる
服や小物の形まで残したい飾りやボタンなど残したい物を名指しし、描き替わっていないか見る
元の写真を完全に残したい今回の編集結果を原本の代わりにせず、元画像も保存しておく

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