ComfyUIをMacで動かしてAI美女を作る|M4 Proでやってみた
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ComfyUI は、M4 Pro・メモリ24GB の Mac でも動きます。モデル1つで1枚作るだけなら1〜2分で出ましたが、ポーズの見本を渡す ControlNet を足すとメモリがあふれて1枚20〜30分、いちばん遅い1枚は102分かかりました。
入れるのも動かすのも、僕は AI(Claude Code)に頼んだだけで、ComfyUI の画面はほとんど開いていません。手間がかかったのは、どのモデルを使うか、ライセンスは大丈夫か、のほうです。最後は、外部の GPU で ComfyUI を動かせる Comfy Cloud に移しました。
この記事では、Mac で1枚にかかった時間、入れたモデル、モデルごとの顔の違い、ライセンスで見ておくところ、Cloud に移した理由を、実際に作った画像と数字で書いています。
Mac で1枚にかかった時間
1枚の時間は、何を重ねるかで大きく変わりました。モデル1つなら1〜2分、仕上げの拡大を足すと4〜8分、ControlNet まで足すと20分を超えます。下の表は、保存された画像の時刻の間隔と、ComfyUI の記録(ログ)から出した時間です。
| 作ったもの | モデル・条件 | 大きさ | 1枚の時間 |
|---|---|---|---|
| アニメ絵 | WAI-Illustrious(28ステップ) | 1344×768 | 約70秒〜2分20秒 |
| 日本人の写真 | HARUKI_MIX(9ステップ) | 832×1248 | 約1分40秒〜2分 |
| 日本人の写真+拡大の仕上げ | Beautiful Realistic Asians・LUSTIFY! ほか | 1024×1536〜1248×1824 | 約4〜8分 |
| 日本人の写真を4枚続けて(メモリがあふれた日) | HARUKI_MIX(9ステップ) | 832×1248 | 約6分〜16分 |
| ポーズの見本を渡した写真 | HARUKI_MIX+ControlNet | 1024×1536 | 約20〜30分(最後の1枚は102分) |
Mac で最初に出したのは、この3枚です。入れたその日の夜中に、アニメ絵のモデル WAI-Illustrious で「オフィス」「カフェ」「海辺」を頼みました。
Mac で最初の3枚WAI-Illustrious・28ステップ・1344×768



おお、ちゃんと出る! 1枚2分20秒ほど。これなら Mac でも全然いけるじゃん、と最初は思っていました。ちなみにオフィスの机には、1台頼んだノートパソコンが、なぜか2台並んでいます。
雲行きが怪しくなったのは、日本人の写真を作るモデル HARUKI_MIX を入れてからです。このモデルは、文字を読む部品(約7.7GB)と本体(約11.7GB)を合わせて、約19GB をメモリに載せます。Mac は CPU と GPU が同じ24GB を分け合う作りなので、これだけでほぼ満杯。4枚続けて頼んだ日は、1枚目が16分、2枚目が6分、3枚目が9分、4枚目がまた14分と、待ち時間がガチャになりました。
決定打は、ポーズの見本を渡す ControlNet です。部品がもう1つ(約2GB)増え、1枚20〜30分。メモリの使い方の設定を3回変えても、ほとんど縮みませんでした。夜中から朝の8時前まで回して、できたのは10枚。最後の1枚は102分かかっています。
102分かかった1枚HARUKI_MIX+ControlNet・1024×1536(Mac で作った最後の1枚)

102分待って出たのが、このダンサーのポーズ。出来は悪くないんですけど、1時間42分です。これを12ポーズ×2枚、作り直しまで入れたら・・・。そこで生成も ComfyUI も止めました。
入れ方は、AI に丸ごと頼んだ
ComfyUI を入れたのも動かしたのも、AI(Claude Code)です。YouTube で ComfyUI の解説を見ると、ノードという箱を線でつないで、設定をいくつも合わせていて、正直めんどくさそうでした。実際は、AI に「ComfyUI を入れて、このモデルで1枚作って」と頼んだだけです。
AI がやってくれたのは、だいたいこんなところ。
- ComfyUI の本体を GitHub から落として、Mac で動く形に組み立てる
- Civitai や Hugging Face から、モデルや部品を落として決まったフォルダに置く
- 画像を作る手順(ワークフロー)を組み、ComfyUI に裏口(API)から送って画像を受け取る
- 遅いときに、メモリの使い方の設定を変えて起動し直す
ComfyUI には、画面を開かなくても外から「この手順で作って」と頼める API が付いています。なので僕は、ノードの画面をほとんど見ていません。AI にプロンプトとモデルを伝えて、出てきた画像を見て「顔が幼い」「もっと日本人っぽく」と返すだけ。設定の大変さは、AI に任せればほぼ気にしなくていいです。
自分でやってみたい人は、AI(Claude Code・Codex など、パソコンの中で作業できる AI)に、こう頼めば同じところまで進みます。
画面で操作したい人には、公式の ComfyUI Desktop もあります。Apple シリコンの Mac(macOS 13 以降)用のアプリで、メモリは16GB 以上がすすめられています。僕は使っていませんが、入れる手間はこちらのほうが少ないはずです。
時間を使ったのは、モデル選び
入れるのは AI がやってくれても、どのモデルを使うかは自分で決めるしかありません。Mac には、モデル6つと、ポーズや顔を寄せる部品を入れて、気づいたら33GB になっていました。いちばん悩んだのは、日本人の美人がちゃんと出るかです。
Mac で比べた顔モデルごとに「日本人の女性」や「西洋人の女性」を頼んだ1枚目(プロンプトはそれぞれ違う)




LUSTIFY! は、西洋人を頼むとこんなに整った美人が出るのに、日本人を頼むと急に顔が粗くなります。日本人だけ苦手なモデルってあるんですね。iNiverse は、日本人というより東南アジア系の素朴な顔で、グラビアの誌面には合いませんでした。
Beautiful Realistic Asians(BRA)は、昔からある日本人向けの定番です。専用の部品(VAE)と写真用の拡大を足すと、顔がくっきり整いました。ただ、仕上げまで入れると Mac で1枚4〜8分。LUSTIFY! と ArienMixXL を6対4・4対6で混ぜる(マージする)試しもやっています。
| モデル | どんなモデルか | 大きさ | 使ってみて |
|---|---|---|---|
| HARUKI_MIX ZIT2606Real | 日本人の写真(Z-Image Turbo がもと) | 6.2GB+文字を読む部品8.0GB | 日本人の美人がいちばん写真らしく出た。いまもこのサイトの主力 |
| Beautiful Realistic Asians v7 | 日本人の写真(SD 1.5 の定番) | 2.1GB | 専用の VAE と拡大で顔が整う。そのぶん遅い |
| LUSTIFY! V9 | 写真(SDXL) | 6.8GB | 西洋人は整うのに、日本人の顔だけ粗い |
| ArienMixXL v4.5 | アジア人の写真(SDXL) | 6.9GB | LUSTIFY! と混ぜる試しに使い、最後は消した |
| iNiverse Mix Real XL v1 | 写真(SDXL) | 6.8GB | 東南アジア系の素朴な顔になり、外れ |
| WAI-Illustrious-SDXL v17 | アニメ絵(Illustrious がもと) | 6.9GB | 最初に入れたモデル。アニメ絵なら Mac でも1分ちょっと |
使わなかったモデルは、場所を取るので消しました。モデルは1つ6〜8GB あるので、何個か試すだけでディスクがみるみる減っていきます。
同じ英文でも、モデルでここまで変わる
モデルの違いがどのくらい出るのかを、同じ英文を4つのモデルに入れて確かめました。Mac はもう消してしまったので、作ったのは Comfy Cloud。画像の下の秒数は、頼んでから画像が手元に届くまでの時間です。
Z-Image Turbo公式のモデルそのまま・9ステップ・cfg 1・res_multistep・832×1216




もとの Z-Image Turbo は、色白で目の大きい、アジアのモデル風の顔。4枚とも、ほぼ同じ人です。
HARUKI_MIXZIT2606Real・9ステップ・cfg 1・res_multistep・832×1216




同じ英文なのに、HARUKI_MIX は前髪を作って、ぐっと日本の女の子っぽくなります。窓の外も日本の街並み。頼んでいないネックレスとピアスまで付けてくれました。4枚目だけ、体の前に回した右腕の付け根がねじれて見えます。
RealVisXL V5.0SDXL の写真のモデル・30ステップ・cfg 5・dpmpp_2m_sde・832×1216




RealVisXL は、切れ長の目の大人っぽい顔で、日本人というより海外の雑誌のアジア系モデルです。4枚目はニットがへそ出しの丈になりました。
WAI-Illustriousアニメ絵のモデル・28ステップ・cfg 6・euler_ancestral・832×1216




アニメのモデルに Photorealistic と頼んでも、写真にはなりません。肌がテカテカの、リアル寄りの絵になりました。そして4枚中3枚に、頼んでもいない赤いバラが生えています。どこから来たんだ、このバラ・・・。
Mac で1〜2分、重いときは何十分もかかっていたのが、Cloud ではどのモデルも1枚10〜24秒です。
モデルのライセンスで見ておくところ
Civitai で配られているモデルは、モデルごとに使っていい範囲が決まっています。モデルのページの「ライセンス」や「許可」の欄に出ていて、見ておきたいのは次の4つです。
- 作者の名前を出さずに使っていいか
- 作った画像を売っていいか(サイトに載せて収益を得るのも、ここに入ります)
- Civitai 以外の、有料で画像を作るサービスで動かしていいか
- ほかのモデルと混ぜて(マージして)配っていいか
この記事で使ったモデルを、Civitai の API で確かめた結果がこちらです。
| モデル | 名前を出さずに使う | 画像を売る | ほかの有料サービスで動かす | 混ぜて配る |
|---|---|---|---|---|
| HARUKI_MIX | ○ | ○ | × | × |
| Beautiful Realistic Asians | ○ | ○ | × | ○ |
| LUSTIFY! | ○ | ○ | × | × |
| ArienMixXL | ○ | ○ | ○ | ○ |
| iNiverse Mix | ○ | ○ | × | ○ |
| WAI-Illustrious-SDXL | ○ | ○ | × | ○ |
| RealVisXL V5.0 | ×(名前が要る) | ○ | ○ | ○ |
RealVisXL は作者の名前を出す決まりなので、ここに書いておきます。上の作例の RealVisXL V5.0 を作ったのは、SG_161222 さん。Z-Image Turbo は Civitai ではなく Hugging Face で配られていて、Apache 2.0 というライセンスです。商用で使ってよく、配り直すときにはライセンスの表示が要ります。
HARUKI_MIX は、作者がモデルのページに日本語で決まりを書いています。作った画像の販売と、作者の名前を出さずに使うのは○。混ぜたモデルを作る・配る・売るのと、「有料で画像を生成するサービスで実行する」のは×です。
ここで迷ったのが、Comfy Cloud のようなクラウド。Comfy Cloud は、自分で取り込んだモデルを自分だけが動かす使い方ですが、それが「有料で画像を生成するサービスで実行する」に入るかは、この一文だけでは読み切れません。クラウドで動かすなら、モデルのページのこの項目は必ず見ておくと安心できます。はっきりさせたいときは作者に聞くか、○になっているモデル(ArienMixXL・RealVisXL・Z-Image Turbo など)を選ぶのが確実です。
サービスの側にも決まりがあります。Comfy の利用規約では、児童の性的な画像や、本人の同意のない性的な画像のような、違法な画像を作ることが禁じられています。
Comfy Cloud に移した理由
Mac をあきらめたあと、外部の GPU で ComfyUI を動かす方法をいくつか調べました。選んだのは Comfy Cloud で、決め手は、手元と同じ ComfyUI がそのまま使えて、自分のモデルを取り込めて、AI から API で動かせることです。
| 方法 | どんなものか | 料金 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 手元の Mac | 自分のパソコンで ComfyUI を動かす | かからない | モデル1つで、たまに作る人 |
| Comfy Cloud | ComfyUI の公式のクラウド。ComfyUI が最初から動いている | 自分のモデルを使える Creator で月35ドル(年払いなら月28ドル) | ComfyUI をそのまま速く使いたい人 |
| RunPod | GPU を時間で借りて、ComfyUI を自分で入れて動かす | RTX 4090 で1時間0.34〜0.89ドル(秒単位) | 環境を自分で作れて、使う時間だけ払いたい人 |
| Modal | Python のコードで GPU の処理を動かすクラウド | 月30ドル分の無料枠のあと、L40S で1秒0.00054ドル | コードで仕組みを組みたい人 |
RunPod も Modal も、使う時間だけ払うので安く済む可能性はあるものの、借りるたびに ComfyUI とモデルを用意し直すか、自分で用意を保つ手間がかかります。Comfy Cloud は月額が決まっていて、取り込んだモデルは置いたまま、Mac のときと同じワークフローを API に送るだけで動きました。僕のように「AI に頼んで画像を作れればいい」人には、これがいちばん手間が少ないと思います。
Comfy Cloud の Creator プランは、1年で88,800クレジット付いてきます。GPU は RTX PRO 6000(96GB)で、1回の生成は30分まで、API からは3つまで同時に頼めます。このサイトの写真1枚で使うのは約1.5クレジットです。
使ってみて困ったのは1つだけで、Mac で使っていた自作の部品(縦横の比率を決める小さなノード)が Cloud には無く、ComfyUI に最初からある部品に置き換えました。それ以外は、Mac と同じモデル・同じ設定のまま動いています。
よくある質問
ComfyUI は、メモリ16GB の Mac でも動きますか?
公式の ComfyUI Desktop は、Apple シリコンの Mac・メモリ8GB 以上で動き、16GB 以上がすすめられています。ただ、24GB の M4 Pro でも、日本人の写真のモデル HARUKI_MIX はメモリをほぼ使い切りました。16GB なら、SD 1.5 や SDXL のような軽めのモデルから試すのが無難です。
ComfyUI Desktop と、自分で入れるのはどちらがいいですか?
画面で操作したいなら ComfyUI Desktop、AI に頼んで動かすなら自分で入れる形(GitHub から落とす形)が合います。Desktop は安定版をもとにしているので、新しい機能が入るのは少し遅れます。この記事の Mac は、AI に GitHub から入れてもらいました。
Comfy Cloud は、1枚いくらくらいですか?
Creator プラン(月35ドル)で、1年88,800クレジット付きます。このサイトの写真(HARUKI_MIX・9ステップ・832×1248)1枚で約1.5クレジットなので、月7,400クレジットなら、写真だけで4,000枚を超える計算です。ControlNet や拡大を足すと、1枚あたりのクレジットは増えます。
Civitai のモデルで作った画像は、ブログに載せていいですか?
モデルのページで「作った画像を売る」が○なら、収益のあるブログに載せるのも条件の範囲内と読めます。作者の名前が必要なモデルは、記事にモデル名と作者名を書きます。この記事で使ったモデルは、上のライセンスの表にまとめています。
やりたいことから選ぶ
| やりたいこと | どうするか | 理由 |
|---|---|---|
| Mac で ComfyUI を試したい | AI に入れてもらうか、ComfyUI Desktop を入れる | モデル1つなら、M4 Pro で1枚1〜2分で出た |
| ノードの設定を覚えずに使いたい | AI(Claude Code など)に API から動かしてもらう | 画面をほとんど開かずに、プロンプトとモデルを伝えるだけで作れた |
| 日本人の美人を写真のように出したい | HARUKI_MIX ZIT2606Real | 同じ英文で、いちばん日本人らしい顔と東京の背景が出た |
| ポーズの見本(ControlNet)を何枚も使いたい | Comfy Cloud に移す | Mac では1枚20〜30分、最長102分。Cloud では1枚10〜24秒 |
| クラウドで自分のモデルを使いたい | モデルのページで「ほかの有料サービスで動かす」を確かめる | 日本人向けのモデルにも×が多く、灰色のところがある |




