AI美女のAIっぽさを消す|「美女、黒髪、スマホで撮影」から1つずつ足して比べた
- 45枚
- カテゴリ
- やってみた

ChatGPT(Images 2.5)で「美女、黒髪、スマホで撮影」から1つずつ言葉を足していくと、作り物っぽさが一番消えたのは「生活感のある部屋(散らかった机、椅子にかけた服)」と「肌の毛穴とうっすらした赤み」の2つでした。背景が片付いた部屋から散らかった部屋に、肌がつるつるから頬の赤みのある肌に変わり、ここで一気に「誰かの自撮り」に近づいています。
逆に、high quality・masterpiece のような画質の言葉は、足してもほとんど変わりませんでした。OpenAI の公式ガイドの書き方(no glamorization, no heavy retouching)で書いた英文とも、4枚ずつ並べて比べています。
下に、言葉を1つ足すごとの4枚を順に並べ、最後に、どの言葉で一番変わったかをまとめました。
先に答え:一番効いたのは「部屋」と「肌」
先に結論です。8つの言葉を順に足した4枚ずつを見比べて、変わり方を表にしました。
| 段 | 足した言葉 | 変わったところ |
|---|---|---|
| 0 | 美女、黒髪、スマホで撮影 | 寝室での自撮り。顔は整いすぎ、肌はつるつる |
| 1 | 自宅で自分のスマホで撮った自撮り | 伸ばした腕が写り、パジャマ姿に。顔はまだつるつる |
| 2 | 20歳 | 見た目はほぼ同じ。4枚中2枚は画像の審査で止められた |
| 3 | 生活感のある部屋(散らかった机、椅子にかけた服) | 背景が散らかった部屋になり、一気に「誰かの部屋」に |
| 4 | 窓からの自然光と部屋の明かり | 窓の光とスタンドの明かりで、部屋が明るくなった |
| 5 | 肌の毛穴とうっすらした赤み | 頬の赤みと肌の質感が出て、つるつる感が消えた |
| 6 | 顔まわりの後れ毛 | まとめ髪になり、顔まわりに後れ毛 |
| 7 | 左右で少し違う自然な笑顔 | 口角の上がった笑顔に。左右差は目では分かりにくい |
| 8 | 少し傾いた構図 | 7とほぼ同じ。傾きはわずか |
一番変わったのは、3段目の「部屋」と5段目の「肌」です。美人にする言葉を足すより、写っている場所と肌を「普通の人の自撮り」に寄せるほうが、AIっぽさは消えました。
プロンプト:「美女、黒髪、スマホで撮影」から
作例は、ChatGPT に日本語のプロンプトをそのまま渡して、4枚ずつ作っています。すべての段の最後に「縦長の2:3の写真」を入れているのは、写真の大きさをそろえるためで、写りには関係ありません。
0段目:美女、黒髪、スマホで撮影
ベースだけスタートの4枚
スマホで撮影と書いただけで、もう寝室での自撮りの4枚。思ったより写真っぽいです。ただ、顔は目が大きく整いすぎていて、肌もつるつる。いかにも AI が作った美人、という4枚でした。
1段目:自宅で自分のスマホで撮った自撮り
そのまま効いた足した言葉:、自宅で自分のスマホで撮った自撮り(ここから先は、前の段の言葉をすべて残したまま1つずつ足している)
パジャマ姿になり、手前に伸ばした腕が写る自撮りに。部屋着になったぶん生活感は出たものの、顔のつるつる感はそのままです。
2段目:20歳
そのまま効いたベースに足した言葉:、20歳
見た目は1段目とほとんど変わりません。この段だけ、4回頼んで2枚が画像の審査で止められ、何度作り直しても2枚しかそろいませんでした。年齢と寝室の部屋着の組み合わせが、引っかかったのかもしれません。
3段目:生活感のある部屋
そのまま効いたベースに足した言葉:、生活感のある部屋(散らかった机、椅子にかけた服)
おお、一気に変わった! 後ろに、物の積まれた机と、椅子にかけた服。片付いたモデルルームから、ちゃんと人が暮らしている部屋になりました。顔は同じでも、背景のせいで「誰かの部屋の自撮り」に見えます。
4段目:窓からの自然光と部屋の明かり
そのまま効いたベースに足した言葉:、窓からの自然光と部屋の明かり
窓からの光とスタンドの明かりが入り、部屋が明るくなりました。光が自然になったぶん、写真らしさは少し増したものの、肌のつるつる感はまだ残っています。
5段目:肌の毛穴とうっすらした赤み
そのまま効いたベースに足した言葉:、肌の毛穴とうっすらした赤み
キタキタ! 頬に赤みが出て、肌に質感が乗りました。つるつるの陶器のような肌から、すっぴんに近い普通の肌へ。1枚目と2枚目は赤みが少し強く、肌荒れ手前まで行っています。
6段目:顔まわりの後れ毛
そのまま効いたベースに足した言葉:、顔まわりの後れ毛
まとめ髪やお団子になり、顔まわりに後れ毛が落ちました。きれいにおろした髪より、部屋でくつろいでいる感じが出ています。
7段目:左右で少し違う自然な笑顔
そのまま効いたベースに足した言葉:、左右で少し違う自然な笑顔
口角の上がった、やわらかい笑顔になりました。ただ、左右で違うかと言われると、目で見て分かるほどの差はありません。
8段目:少し傾いた構図
そのまま効いたベースに足した言葉:、少し傾いた構図
7段目とほぼ同じ4枚で、傾きもほんのわずかです。腕を伸ばした自撮りは、もともと少し傾いているので、効き目が見えにくかったのかもしれません。
裏側:画質の言葉・公式ガイド・わざと画質を落とす言葉
8段目まで足したプロンプトに、よく使われる言葉を3通り足したり差し替えたりしました。
high quality, masterpiece は、ほとんど変わらなかった
効かなかった8段目に足した言葉:high quality, masterpiece(3枚。1枚は画像の審査で止められた)
画質の言葉を足せば、むしろ AI っぽく整うのでは、と思っていました。出てきたのは、8段目とほとんど同じ3枚。良くも悪くも、変わりません。今の ChatGPT には、画質を上げる言葉はもう要らないみたいです。
OpenAI の公式ガイドの書き方は、露出が減って落ち着いた
OpenAI の画像生成の公式ガイドには、写真らしくしたいときは photorealistic と書き、肌の毛穴やしわのような実際の質感を書いて、磨き上げを思わせる言葉を避ける、とあります。その書き方で、8段目までと同じ中身を英語で書き直しました。
そのまま効いた8段目までの中身を、公式ガイドの書き方で英語に書き直した
服がスウェットやパジャマの上着になり、肌の赤みと質感は8段目と同じくらい出ています。日本語で1つずつ足した8段目と見比べても、写真らしさはほぼ同じ。公式の書き方は、効く言葉を最初から1文にまとめた形、と言えそうです。
webcam, low light, compressed は、少し暗くなっただけだった
効かなかった8段目に足した言葉:webcam, low light, compressed
わざと画質を落とす言葉です。ウェブカメラの粗い画面になるかと思いきや、出たのは少し暗い夕方の光の自撮り。画面の粗さも、ウェブカメラらしい画角も出ず、スマホの自撮りのままでした。うーん、思ったより素直じゃない・・・。
画像の審査で止められた枚数
この記事で作った画像のうち、ChatGPT の画像の審査(できあがった画像のチェック)で止められたのは、合わせて53回です。肌や部屋着の言葉を足すほど止められやすく、0段目の「美女、黒髪、スマホで撮影」でさえ、最初は4枚中3枚が止められました。同じ言葉で作り直すと通ることも多く、寝室で部屋着の自撮り、という場面そのものが引っかかりやすいようです。
よくある質問
AIっぽさを消すのに、一番効く言葉は?
この記事の比べでは、「生活感のある部屋(散らかった机、椅子にかけた服)」と「肌の毛穴とうっすらした赤み」の2つでした。背景と肌を、普通の人の自撮りに寄せると、作り物っぽさが一番消えます。
masterpiece や high quality は入れたほうがいいですか?
ChatGPT(Images 2.5)では、入れても入れなくてもほとんど変わりませんでした。入れる必要はないと思います。
日本語と英語、どちらで書くといいですか?
この記事では、日本語で1つずつ足したプロンプトと、公式ガイドの書き方の英語で、写真らしさはほぼ同じでした。書きやすいほうで大丈夫です。
やりたいことから選ぶ言葉
| やりたいこと | 足す言葉 | 変わったところ |
|---|---|---|
| 自撮りに見せる | 自宅で自分のスマホで撮った自撮り | 伸ばした腕が写る |
| 誰かの部屋に見せる | 生活感のある部屋(散らかった机、椅子にかけた服) | 背景が散らかった部屋に |
| 肌のつるつる感を消す | 肌の毛穴とうっすらした赤み | 頬の赤みと肌の質感 |
| 光を自然にする | 窓からの自然光と部屋の明かり | 明るい窓の光 |
| くつろいだ髪にする | 顔まわりの後れ毛 | まとめ髪と後れ毛 |
| 英語で1文にまとめる | 公式ガイドの書き方(no glamorization, no heavy retouching) | 8段目と同じくらいの写真らしさ |





