AI美女の表情プロンプト「悲しみ」系
表情豊かな魅力的な AI 美女を生み出すとき、「悲しみ」という感情を上手に表現するのは難しいものです。でも、ちょっとしたコツを知っているだけで、グッと心に響く表情を作ることができます。今回は、初心者の方でも簡単に試せる「悲しみ」の表情を作るためのヒントをお伝えします。AI 美女に感情を宿らせて、より魅力的な作品作りを一緒に目指しましょう。
今回の記事は「Stable Diffusion」を簡単に使える「SeaArt.AI」でモデルは「Yayoi_mix」を使用しています。
表情作成の基本プロンプト構造
基本的なプロンプト構造は以下の通りです。この基本構造をベースに、試行錯誤して見つけた効果的なプロンプトをいくつか紹介します!
悲しみ系(Sad/Crying)
涙には千の言葉以上の力があります。しかし、AI で「悲しみ」を表現することは容易ではありません。切なさ、寂しさ、深い悲しみ - それぞれの感情には異なる表情があり、それを引き出すには繊細な言葉選びが必要です。ここでは、心に響く「悲しみ」の表現について実践したいと思います。
悲しい
泣いている
涙目・潤んだ目
しくしく泣く
落ち込んでいる
失恋したような悲しみ
物憂げ
憂鬱な
sad:悲しい
悲しそうな表情を作りたい時にまず思いつくであろうキーワードですが、sad だけではちょっと弱い感じもします。
いくつかキーワードを足すことで、悲しそうな感じが際立ち、出現率も上がったので、シェアします。
crying | 泣いている |
look down | うつむく |
crying:泣いている
実は、リアル系モデルでは泣き顔が難しいです。イラスト系であれば涙が表現しやすいのですが、リアル系では涙がなかなか出ません。crying だけでは、泣いているように見えない画像がほとんどです。
それで、いろんなキーワードを調べて組み合わせを試してみましたが、全然ダメでした。ヤケクソで crying を連続で入れてみたところ、信じられないことにすごくいい感じになりました。通常の強調()、(())、((()))や(crying:1.5)みたいな強調も使ってみましたが、連続入力の方が断然バランスも良く破綻も少なかったです。
この手法、初めて知りましたが、乱用しそうで怖いです。何個繰り返せばいいかを試してみましたが、100 個繰り返してくらいからいい感じの泣き顔が出るようになりました。
この手法については、SeaArt 特有のものかもしれませんので、StableDiffusion 単独でお使いの場合は、無効かもしれません。この件については、今後も検証をしたいと思います。
tearful:涙目、潤んだ目
最近、だんだんわかってきたのですが、画像生成 AI は泣き顔が苦手そうです。僕が使っているモデルの特性かもしれません。泣き顔が出やすいモデルご存じの方がおられましたら、ぜひ教えてください!
ということで、涙目が出やすいプロンプトは、作れませんでした。
weeping:しくしく泣く
こちらも当然、涙は出ず、いろんなキーワードを試してみましたが、いい感じの泣き顔が出ません。
ということで、早速乱用してしまいました。weeping x 100。やはりできました。でも black background が無視されましたので、繰り返しの前に持ってきたりした方がいいかもしれません。
ちょっと調べてみたところ、Stable Diffusion では、「キーワード *2」のような書き方があるようでしたので、「weeping *100」で試してみましたが、効果はありませんでした。スペースの位置や有無がいけないのかといくつかパターンを試しましたが、ダメでした。
depressed:落ち込んでいる
テンションが低そうな感じはしますが、落ち込んでる感があまりないですね。
いくつかキーワードやフレーズを試してみて、sad(悲しい)と slouched posture(猫背・前屈みの姿勢)を入れた時は、だらっとした体勢・姿勢が表現できていい感じだと思います。
sad | 悲しい |
slouched posture | 猫背 |
heartbroken:失恋したような悲しみ
heartbroken では、失恋した感じがないですね。もう吹っ切れてるようにも見えます。
失恋感を出すにはどうすればいいだろうかと考えたのですが、顔を手で覆う仕草は、言葉を使わずとも深い悲しみや絶望を伝え、とても象徴的な動きです。特に失恋のような心の痛みは、他人には見せたくない、でも抑えきれない感情として表れる。顔を隠すことで「孤独感」や「自分の世界に閉じこもる様子」も表現できますし、見る人にとっても自然と「何があったのだろう?」と共感や想像をかき立てられる効果があるということで、この仕草に決めました。
hand covering face in grief | 悲しみで顔を覆う手 |
いい感じの出力は 4 枚に 1 枚くらいなので、まぁまぁいいと思いますが、目を閉じる、視線を外すなどのプロンプトも混ぜた方がいいかもしれません。
melancholy:物憂げ
「物憂げ」という言葉が持つ独特の雰囲気を表現するには、様々な要素が絡み合います。単なる憂いや悲しみだけでなく、もっと繊細な心の機微を映し出すもの。 melancholy だけだと弱いですね。
どこか力が抜けた「ぼんやり」とした雰囲気や、心ここにあらずといった視線を表現したいと思い、以下のフレーズを取り入れてみました。
look away | 遠くを見る |
melancholic expression | ものうげな表情 |
tired yet thoughtful gaze | 疲れたようで考え深い視線 |
soft dim lighting | 柔らかく薄暗い照明 |
muted color palette | 鮮やかさを抑えた色合い |
subtle tear-like shine in eyes | 涙のようなわずかな輝きがある瞳 |
slightly tilted head | 少し傾いた頭 |
neutral hazy background | 中立的でぼやけた背景 |
introspective and distant demeanor | 自己を見つめ、遠くを感じる態度 |
カメラ目線が目立ってしまうことが多かったため、視線を外すように「look away」を強調して調整しました。
gloomy:憂鬱な
gloomy だとミステリアスな要素が強い気がします。
「gloomy(陰鬱)」な雰囲気を具体的に表現するために、視覚的および感情的な要素を慎重に選びました。「陰鬱な表情」と「半分閉じた目」を組み合わせることで、キャラクターの内向的で重い雰囲気を強調し、「視線に影を持たせる」ことで深い感情を感じさせる視覚的な奥行きを生み出しています。また、「柔らかく陰鬱な照明」は、全体の暗いトーンを維持しつつも冷たすぎない印象を与えるために選びました。
背景には「ぼやけた未定義の空間」を用いることで、感情に焦点を当て、視覚的なノイズを減らしています。さらに、「疲れた特徴を強調する影」や「わずかな眉間のしわと下向きの唇」を追加することで、キャラクターが内省的で心の中に悩みを抱えている印象を補完しています。全体的に、暗い色調や穏やかに下を向いた視線といった要素を統合することで、「陰鬱」な雰囲気を細部にわたって再現することを目指しました。
gloomy expression with half-closed eyes | 半分閉じた目をした陰鬱な表情 |
subdued and shadowy gaze | 抑えられた影のある視線 |
soft, moody lighting | 柔らかく陰鬱な照明 |
dark muted color tones | 暗めで抑えた色合い |
distant and reflective demeanor | 遠くを見つめ、物思いにふける態度 |
hazy and undefined background | ぼやけた、定義されていない背景 |
slight frown and downturned lips | わずかな眉間のしわと下向きの唇 |
shadow emphasizing tired features | 疲れた特徴を強調する影 |
選んだキーワードとフレーズは、キャラクターの内面的な孤独感や疲労感を具体的に伝える要素として効果的だったと思います。また、照明や背景といった周辺要素が、雰囲気全体の調和を生み出し、視覚的な一貫性を確立しています。このプロンプトにより、表情や視線、影、色調などの繊細なディテールが「陰鬱」な雰囲気を自然に形成し、目的にかなう結果が得られたと思います。
まとめ
この記事では、AI で「悲しみ」や「憂鬱」といった感情を表現するためのプロンプト作成に取り組み、その過程と結果をまとめました。SeaArt.AIの「Yayoi_mix」モデルを使いながら、キーワードやフレーズを工夫して、どのように感情を引き出せるか試行錯誤しています。
「悲しい」「泣いている」「涙目」など、具体的な感情表現を目指して実際に生成を繰り返し、プロンプトの改善点。例えば、「crying」を繰り返し入力することで、より自然な泣き顔を再現できることを発見したり、「melancholic expression」や「soft dim lighting」を組み合わせて、物憂げな雰囲気を作り出す工夫をしています。
また、「gloomy」や「heartbroken」といった表現では、背景や視線の向き、光と影の微調整など、細部にまでこだわりを持たせて試行錯誤を重ね、それぞれのプロンプトに対して生成結果を確認し、必要に応じて微調整を加えながら、感情の再現性を高める方法を模索しました。
この記事を通じて、AI による感情豊かな表情生成において、自分なりの実践的なアプローチをまとめています。「悲しみ」や「憂鬱」をテーマにしたキャラクターを作る際の参考になる具体例を、ぜひ試してみてください。
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